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理学療法士のホーム・アンド・アウェー

サッカーにはホーム・アンド・アウェーと言って、
ホーム(地元)とアウェー(相手の地元)で対戦する方式を採用している場合が多いです。
そこで、言われるのがホームでの試合の優位性です。

ホームでは多くのサポーター(応援)、自分たちの都合に良い環境設定が可能なことから、
有利な試合運びが可能です。
逆に、アウェーでは不利になりがちです。

僕は理学療法士にもホーム・アンド・アウェーがあると思います。
多くの理学療法士は病院に勤務しています。
そこは言ってみればホームのような環境です。

常に気心の知れたスタッフに囲まれ、慣れた環境での仕事です。
ホームでは思った通りに事が運びやすく、「病院」と言う組織に守られています。

しかし、アウェーではどうでしょうか?

理学療法士にとってのアウェーは、例えば地域リハビリテーション活動が挙げられるでしょう。
住環境整備の為に、患者様のお宅で指導をする場面。
在宅のケースで関係するスタッフが集まってのカンファレンス。

このような、初めての環境設定、初めて会う関係スタッフの中で、
自分の理学療法士としての能力を発揮するのは意外と難しいものです。
これには経験を通して、自信を身につけていくことで
可能となる部分があるからです(これもサッカーと似ているかも?)。

アウェーは他にも色んな場面であります。
機能訓練事業やリハビリ教室などの講演活動や養成校での講義など、
普段の病院の臨床とは明らかに違う仕事です。

ですが、これらの仕事から学ぶことは非常に多くあります。
病院の中では絶対に学ぶことが出来ないことが沢山あります。
ホームは仕事はし易いですが、その反面、生ぬるい部分があります。

ホームに強いのは勿論ですが、アウェーでも強い理学療法士になりたいと思います。


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