理学療法士の仕事
物理療法
痛みの緩和や運動療法を実施する準備として、物理療法を活用します。
物理療法とは、電気や光線や超音波、温水・冷水の熱などの
物理的なエネルギーを利用し、治療するものです。
物理療法の目的は、痛みの緩和、運動療法を効果的にするための準備、
むくみ・循環の改善などがあります。
具体的な治療手段として以下のものがあります。
【温熱療法】ホットパック、パラフィン浴など
【寒冷療法】アイスパックなど
【電気治療】超音波療法、マイクロウェーブ(極超短波)、低周波治療など
【水治療法】渦流浴、気泡浴など
【光線療法】レーザー、赤外線療法など
【牽引療法】介達牽引(頚部・腰部)など
物理療法の対象は、主には整形外科疾患の患者さんとなります。
骨折や靱帯損傷や変形性関節症などで、「関節が十分に機能しない」、
「関節の動きに制限がある」、「痛みがある」などの症状に用います。
脳卒中などの方でも、痛み・しびれの緩和を目的に
処方される場合もあります。