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理学療法士の臨床実習


臨床実習前のチェック

臨床実習前にチェックしておきたいことを紹介します。
実習前までに実につけて欲しいこと、具体的にやって欲しいことに分けて紹介します。


A.実習までに身に付けて欲しいこと

1.情意領域(態度)

a.社会人・医療人としての態度
 実習では学生も社会人として扱われます。甘えた気持ちや無責任な態度はダメです。

b.患者さんに接する態度
 実習では検査・測定に夢中になり、患者さんへの対応がおろおそかにならないように。


2.精神運動領域(技術)

a.トランスファーなどの介助技術
 安全で過介助にならないのが理想です。上手なトランスファーは治療になります。

b.ROM-T、MMT
 学生にとって、基本中の基本です。

c.各種検査法(知覚テスト,反射テスト,上田式片麻痺機能テスト,血圧測定など)
 患者さんの機能を知る上で必要です。

d.面接技法
 意外と忘れがちです。患者さんとの信頼関係を築く第一歩です。
 自信を持って出来るようにしたいです。評価者が緊張すると患者さんも緊張します。

e.治療技術
 学生としてどこまで必要かは難しいところです。
 特殊テクニックなどの一部を除いてある程度は実施できるようになりましょう。


3.認知領域(知識)

a.医学的基礎知識(解剖学・運動学・生理学など)と理学療法に関する専門的知識
 実習に出るまでに積み重ねてきたものです。
 全てを覚えることが困難ですが、必要な情報がどこで得られるかは把握しておきましょう。

b.観察力・分析力
 いわゆる動作分析能力です。
 検査・測定だけだ得られた数値などの情報では患者さんのことを知ることが出来ません。
 理学療法士の専門性の強い分野であり、最も難しい部分ですね。

c.問題解決能力
 理学療法士の質を決める最も重要な能力でしょう。
 自分の課題の解決も患者さんの抱えた問題も解決出来るようになりたいです。


B.具体的にやっておきたいこと

1.学習について
 「知識」は個人でも可能なので自宅で出来ます。
 学校は「技術の習得」に適しています。
 「技術」は反復練習と経験・体験でしか上達しません。
 グループでお互いに評価し、指摘しあったりすることで体に覚えさせて下さい。

 「知っていること」と「出来ること」は別です。
 友人同士で「態度」や「技術」を高めて下さい。
 「観察力」「分析力」「問題解決能力」なども実際に行い、
 ディスカッションしないと伸びません.

2. 生活習慣について
 社会人は朝8:30出勤,17:00退社が基本です(施設により若干、違いますが)。
 実習生は当然、これより早く行って帰りはもっと遅くなります。

 朝が早いので、実習の始まる前(1週間以上前)に早起きの習慣を身に付けましょう。
 朝が苦手な人は目覚まし時計を2個以上用意しましょう。
 挨拶、掃除、報告、連絡、相談など、ビジネスの基本も知っていると良いですね。

3. その他
 パソコン・ワープロにレポートの書式を自分なりに作っておくと便利です。
 先輩のまとめ方なども見せて貰うと勉強になります。
 オリジナルや独創性、個性はなくして欲しくないですが模倣も学習課程の一つです。
 まずは良いものを手本にして、自信がついたら自分らしさを出して欲しいですね。

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